いまさら人に訊くのもなんだし、とりあえず色々なマイクの特性について理解と説明ができるように、大抵の商品カタログに書いてある情報について、その意味がわかるようになろうと、各情報の意味が一体どういうことなのか調べてみた。
タイプ:
ダイナミックとコンデンサの二種類に分けられる。
ダイナミックは、音に反応して振動する部分を持ち、その振動を電気信号に変える。ムービンコイル型とリボン型、あるいはその他の型に分類できるが、ムービンコイル型が殆ど。ムービンコイル型は、スピーカーと同じ作り。なのでスピーカーはマイクにもなる。
コンデンサは、構造の話はよくわからんが、使用するのに電気が必要となる。なので、マイクを使用するための電源が必要となる。コンデンサ型とエレクトレットコンデンサ型に分類できるが、後者は音響の世界ではほぼ使われることはない。
両者の違いは、極論すれば音質の違い。
コンデンサのほうは、高域特性に強い。が、「高価」「振動や湿気に弱く取扱注意」「電源が必要」などのデメリットがある。なので、音響の世界では、必要不可欠な場合を除けばダイナミック型を使用する。
指向性:
無指向性、単一指向性、双指向性の三種類がある。
無指向性。全指向性とも言われる。何でもかんでも音を拾うので、PAやレコーディングではよほどのことがない限り使われることはない。野外レコーディング用なのか?
単一指向性。マイクの正面から来る音に対して最も感度が良く、殆どのマイクがこの種類となる。単一指向性の マイクは指向性の「鋭さ」によってさらに「カーディオイド」「スーパーカー ディオイド」「ハイパーカーディオイド」「ウルトラカーディオイド」4つに分けられる。カーディオイドが比較的指向性が広く、ウルトラカーディオイド(超指向性とも呼ばれる)がもっとも指向性が鋭い。
4種類の単一指向性をみると指向性が鋭くなればなるほど背面への指向性も出てくる。普通は指向性が鋭ければ鋭い程、目的とする音を録れるんだけど、マイクの背面に不必要な音がある場合なんかは、かえって指向性の広いカーディオイドのほうが目的とする音だけを録れる。
双指向性。両指向性、八の字指向性とも。マイクの正面と背面からくる音に対して最も感度が良い。ラジオ収録で二人のパーソナリティが向かい合っての収録や、MS方式と呼ばれる録音技術で使われる以外、あまり使われることはない。
周波数特性:
拾える音域の幅を示している。この音域の幅によって、ボーカル用のマイクなのか、楽器用のマイクなのかが決まってくる。音域と楽器の関係について知識を持っておく必要があるな。それと、どのような音として入力されるのかの要因となる。
インピーダンス:
電力に対する抵抗の値のこと。
値が高いと電気信号――音をロスなく送ることができるが、ノイズが入りやすい。
値が低いと音を送るのにパワー(電力)が必要になるが、ノイズは入りにくい。
※音響システムでは出力側のインピーダンスに比べて入力側のインピーダンスが低い事は絶対にあってはいけない。
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とりあえず、音楽制作で使うんだったら、ダイナミックで単一指向性で、用途に応じて周波数特性の違うマイクを使えばいいのかな! インピーダンスは低いほうがノイズが入りにくいよと。
次は、周波数特性に応じたマイクの用途について調べとくか。
何か、商品ごとの使い方を調べる感じかもしれないが、これも勉強だぜ!
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