wikipediaより抜粋
ポピュラー音楽における編曲の手法・考え方
編曲では、どのような楽器を用い、どのように演奏させるか、が重要になる。以下はポピュラー音楽における編曲の考え方の概要である。以下に記載された各セクションは状況によってシンセサイザー、サンプラー、リズムマシンなどの電子楽器によって代用される場合がある。
リズムセクション
リズムセクションは、ビッグバンドをルーツとするポピュラー音楽の編成の基本である。ギター・ベース・ドラムス・キーボードの4つの楽器を用いるフォーリズム、あるいはギターかピアノのいずれかを除くスリーリズムを基本とする。スタジオ・ミュージシャンにおいてこの4種の楽器を扱う者が多いことからも、このパートが編曲においても重要であることがうかがわれる。
管楽器
トランペット・トロンボーン・ホルンなどの金管楽器系(ブラス)と、サックス、フルート・オーボエ・リコーダーなどの木管楽器系(ウッドウィンド)とに大別できる。いずれも、クラシック音楽由来の楽器である。なお、サックスはブラスセクションに組み込まれることも多い。
日本以外では例えばバート・バカラックはブラスを好んで用いた。その影響もあってか、山下達郎はソロ活動開始当初からブラスを多用し、その作品のひとつの特徴となっている。ただ、ブラスの編曲は専門的な知識を要求することから、編曲家によってはその部分だけ他の人に任せる場合も多い。その場合には「ブラス・アレンジ」などと明示されることが多い。
ストリングス
管楽器同様にクラシック音楽由来の楽器である。具体的にはヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスのヴァイオリン属の楽器と、ハープである。
ポピュラー音楽の場合は低音部がエレキベースなどとかぶることからコントラバスを利用する比率は低く、一般にはバイオリン、ヴィオラ、チェロの組み合わせが多用される。現場で6-4-2-2などと編成を呼ぶのは、第一ヴァイオリンが6人、第二ヴァイオリンが4人、ヴィオラが2人、チェロが2人の構成であることを指す。
ただ、ブラスに輪をかけて専門的な知識が必要であることから、ポピュラーの編曲家では特定の者だけしか編曲できないことが多い。多くは専業の編曲家に依頼することが多い。「ストリング・アレンジ」と記載されているのは、このようなケースである。
なお、本当のストリングを用いずに「打ち込み」によりストリングの音色を出すようなアレンジをすることが現実には多く用いられている。CDなどのクレジットを見てストリングの演奏者が記載されていないにもかかわらず曲からはストリング(のような)音色が聞こえてくる場合は、このケースと考えられる。バンドが自ら自分たちの曲を編曲しているような場合には多いようだ。
コーラス
コーラスの編曲も特殊な点があり、その部分だけを他(通常は、実際にコーラスワークを行う本人たち)に任せることが多い。「コーラス・アレンジ」と呼ばれるケースである。 なお、管楽器、ストリングス、コーラスを三つ揃ってこなせるようになれば、一人前の編曲家として認められるとされることもある。
その他の楽器
その他、パーカッション、民族楽器、特殊効果など、特徴のある音色の楽器を用いることにより、楽曲にも特徴を出すことができる場合がある。たとえば、「カスタネットの音」と聞いて大瀧詠一の「カナリア諸島にて」を思い浮かべる向きも多いであろう。これなどは編曲が成功している例である。
ポピュラー音楽においてはエフェクターによる特殊効果や効果音を編曲の中に含む場合がある。曲中での歌手の声を電話から聞こえるような歪んだ帯域の狭い声に加工することであるとか、一部の楽器にディレイやフランジャーなどを用いて大胆に加工するなども編曲家の指示でおこなわれることがある。爆発音や足音といった効果音も曲の一部として用いる場合がある。
打ち込み
電子楽器による「打ち込み」。近年のシンセサイザーを始めとする電子楽器の発達と音楽制作へのデジタルオーディオワークステーション(DAW)の導入により、あらゆる楽器の音を一台のデジタルオーディオワークステーション上で楽器と録音機が渾然一体となった環境で制作されることも増えてきた。コスト高や多人員確保必要性の問題を回避しつつ楽曲を豊かにできるという意味で、極めて有用な手法である。例えば、PSY・Sなどの作品において、1つの到達点が見られる。これら編曲はもとより「歌」を引き立てるべく、「歌」の後ろで自己主張をすることが通常であるが、上記の「サックスのソロ」のようなケースを含めて、前奏・間奏・後奏の質を高めるといった役割を果たすことも多い。
ハーモニー
編曲においては、ハーモニーの付け替えが頻繁に行われる。
曲のテンポ
編曲において曲のテンポを変えることがしばしば行なわれる。
*****
作曲は、メロディとコード進行を作ること。編曲は作曲されたものを編集していく作業。
リズムセクション
ギター・ベース・ドラムス・キーボード
管楽器
金管楽器・木管楽器・リードシンセ
ストリングス
弦楽器・パッドシンセ・モーションシンセ
コーラス
コーラスはコーラス。合唱のこと。
※管楽器、弦楽器、コーラスでの編曲ができるようになれば、アレンジャーとして認められることもあるらしい。
その他の楽器
その他、パーカッション、民族楽器、特殊効果など、特徴のある音色の楽器
エフェクターによる特殊効果や効果音を編曲の中に含む場合がある。曲中での歌手の声を電話から聞こえるような歪んだ帯域の狭い声に加工することであるとか、一部の楽器にディレイやフランジャーなどを用いて大胆に加工するなども編曲家の指示でおこなわれることがある。爆発音や足音といった効果音も曲の一部として用いる場合がある。
んー。とりあえず、メロディにリズムセクション・管楽器・弦楽器・コーラスを足して音楽が作れるようになれば良いのかな。
よしよし、頑張るぞ。
Powered by "Samurai Factory"