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青二才が青二才なりにやってます。
Posted by - 2024.11.29,Fri
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Posted by ダニエル - 2008.12.15,Mon

『レコーディング/ミキシングの全知識』という本を購入。
ミキシング編を読んでのメモ。

ミックスの視覚イメージ
縦軸を周波数、横軸を定位、奥行きとして音量の立体イメージ。各楽器の音空間が被らないようにすることが大事。空間イメージのテンプレートを多く持てると、ミックスする際に音楽をどうするか、様々な可能性を引き出せるようになるらしい。

基本はボリューム操作
ミキシングの基本はボリューム操作。フェーダーは音量の操作、奥行きを決める。イコライザーは周波数ごとの音量の操作、縦軸を決める。パンポットを使った定位は、LとRでの音量の操作、横軸を決める。最近はサラウンドでの楽曲もあるので、横軸がえらいことになってるのかな。

「マスキング」と「カクテル・パーティー効果」
「マスキング」
マスキングとは、”ある音が他の音の妨害によって聴こえなくなったり、あるいは聴こえにくくなる現象”のこと。ミキシングにおいてマスキングが意味するのは、単体では良い音でも、同じ帯域でなっているほかの楽器の影響を受けてしまう、ということ。良い音の成分が打ち消されて、音が変化して聴こえたり。

要するに、各楽器で縦軸が被ってると起きちゃうことってことか? 被ると、音が立たなくなるから、気をつけろと。

マスキングを有効に利用して音作りもできる。例えばギターの高域が出すぎているといった場合に、シンバルの音量を上げることでギターからその帯域を聴こえなくさせることも可能。そうすると、ギター自体は明るい音色を持ったままで、しかも全体の中に馴染ませることが可能になる。らしい。

逆に、似た周波数成分を持つ2つの楽器を分離させたい場合には、イコライザーのポイントをずらせば良い。

「カクテル・パーティー効果」
人は聴こうと思った音を選んで聴くことが出来る。これがカクテル・パーティー効果。

例えば、歌の始まりやギター・ソロのアタマで、音量を少し上げてすぐに元に戻す。そうすることで、耳のほうは歌やギターを追いかけて聴いてしまうことになる。この方法の利点は、ボーカルやギターの音量を常に大きくしておく必要がないので、結果的に全体のボリュームを大きくできるということにある。

全体にボーカルやギターを上げてしまうとオケの小さいミックスになってしまうが、一瞬だけレベルを上げるだけなので、2ミックスのレベルを大きくできる。ボーカルやギターもよく聴こえるし、オケもよく聴こえるという一石二鳥のテクニック。

このテクニックは、ドラムのフィルインや、アタマのバス・ドラム一発などにも有効に機能する。

あるいは実際にボリュームを上げない場合でも、歌いだしをオケより子音部分だけ早くすることも、通る声を演出するには有効。

****
フェーダーによる音量操作で奥行きを調整。イコライザーによる周波数の操作で縦軸を調整。パンポットによる定位の操作で横軸を調整。

各楽器の音空間が被らないように気をつけることが、基本的なことのようなのでそこ注意してやってみようか。

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